「婦人像」
アメデオ・モディリアニ 73×49.5p 油彩・カンヴァス 1917



目玉が描いてない!! だけど、やさしい表情だね。




モディリアニが絵を描いていた頃、お金持ちのコレクターや画商は
彼の絵をみとめてくれませんでした。下町の貧しい生活の中で、
人々を深く愛し、悲しみをたくさん知りながら絵を描き続けました。
この女性も美しい洋服は着ていませんが、堂々としていてやさしい顔にみえませんか?
まっ黒な瞳は彼女の心の奥の思いが伝わってくるようですね。




アメデオ・モディリアニ 1884−1920
22歳でパリに出、モンマルトルやモンパルナスに住む。そこに世界中から集う刺激的で個性にあふれた芸術家たちに興味を持ち、彼らの仲間となって行く。そして、その個性において、いわゆるエコール・ド・パリ(パリ派)の中心人物をなるのである。モディリアニが酒と薬に溺れた生涯を過ごしたことは余りにも有名である。しかし、人間を愛し、彼と同様、貧しい生活を送る名もない人々を好んで描いた彼の作品には、彼らに対する愛情と慈しみの心が満ち溢れ、見る者の心をとらえて放さない。35歳の、あまりにも短い生涯であった。