「猟 犬」ゴットハルト・デ・ヴェーディッヒ周辺の画家 54.5×76.2p 油彩・カンヴァス
ごちそうを狙っているのかな?

ヨーロッパでは17世紀に入ると静物画が多く描かれるようになります。
その中で魚や鳥や獣が描かれているものもありますが、それらは全て
食用としてのモチーフで、およそ美しいとか、かわいいとかというものでは
ありません。魚は、はらわたをだし、うさぎの死体が上からぶら下がって
描かれます。この絵でも動物の頭や、骨付きの肉が描かれていますが、
これは当時の西洋の人にとってはグロテスクなものではなく、
ゆうがなごちそうを描いたものです。
ゴットハルト・デ・ヴェーディッヒ 1583-1641
ヴェーディッヒは、ケルンで活躍したバルトロメウス・ブリュインの家系に属する画家。1608年に、弱冠25歳でケルンの画家組合員になっている。真作と考えられている作品の数はそれほど多くない。アントワープから移住してきたゴルツィウスという画家の影響を受けている。ヴェーディッヒが好んで描いた、当時流行の明暗法の効果を強調した静物画や家庭音楽会という設定の集団肖像画は、そうした起源を示している。ほかに、単独の肖像画、宗教画と、主題的には幅がひろい。