「花の中」上村 松篁 53×72.7cm 着色紙本 1992
緑がとってもきれい

上村松篁は生涯、鳥や花の写生をしつづけていました。
この作品は大人になって飛び立とうとする子供と、優しく見まもるお母さんバト。
あたたかな春の花の中で、巣立ってゆく時が近づいたようすが描かれています。
日本画の世界では、花と鳥を中心に描いた絵を「花鳥画」とよびます。
1902〜2001
現代日本画における花鳥画家の第一人者、上村松篁。日本を代表する女流画家、上村松園の子として京都に生まれる。彼は幼い時から自然に対し、深い愛情と鋭い美意識をもつ少年であった。そんな彼の描く花鳥画は、あくまでも優しく暖かい。1974年(昭和49)近代主義的造形をめざし、創画会の新設に参加、会員となる。1984年(昭和59)、文化勲章受章。